こんにちは、しげぞうです。
今回は、こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- 中学受験はおすすめしない理由
- 中学受験の致命的な3つのデメリット
本記事の信頼性
- 中学受験で偏差値60の関関同立系列の中高一貫校に合格
- 受験生として公文式、浜学園、家庭教師を経験
- 商社営業14年。管理職。
※偏差値60だと、上位15%くらいになるみたいです。
僕は小学校4年から本格的に塾に通い、受験戦争を全力で戦って合格はしたものの、地獄のような日々を過ごしてきました。
僕の実体験をもとにしたリアルな声をお届けしますので、お子さんの中学受験を検討されている方の参考になれば幸いです。
それではいきましょう。
経験者として、中学受験は正直おすすめしません。
正直、中学受験はおすすめしません。
小学生にとってはあまりにも過酷すぎるからです。
僕は中学受験するにあたって、こんな感じの小学校生活を送ってきました。
- 小学校1〜3年 公文式 受講
- 小学校4〜5年 浜学園 受講
- 小学校6年 浜学園+家庭教師 受講
周りも受験する子ばかりだったので当時は疑問にも思いませんでしたが、ほぼ毎日塾に通っていましたね。
小学校6年のときがとくに地獄でした。
夏休みも冬休みもひたすら塾に通って受験勉強の日々。
正直、二度としたくないですね。
中学受験の致命的な3つのデメリット
実体験として僕が感じた中学受験の致命的なデメリットは以下の3つです。
- 半端ないお金がかかる
- 親もじつはかなり大変
- 小学校の思い出は受験のみ
それぞれ説明していきます。
半端ないお金がかかる
まず、とにかくお金がかかります。
- 塾代 60〜100万円/年
- 家庭教師代 15〜25万円/年
- 受験料 3万円(1校あたり)
- 中学入学後の学費 年間100万円(学校による)
ざっとあげてもこのくらいかかります。
その他にも塾に通う交通費なども発生するので、小学校6年のときには合計150万円くらいかかっているかもしれません。
それぞれもう少し詳しく見ていきます。
塾代:60〜100万円/年
塾はどのコースを選んで、どのオプションを追加するかによって大きく金額は変わってきますが、これくらいの金額の覚悟は必要でしょう。
家庭教師代:15〜25万円/年
月4回の受講でこのくらいの金額です。
個人で依頼しているともっと安いかもしれませんが、派遣会社を経由して依頼するとこのくらいはかかってきます。もちろん、頻度によって大きく変わってきます。
受験料:3万円(1校あたり)
中学受験では、試験日が学校によってバラバラです。
みなさんそれぞれ本命あると思いますが、万が一落ちたことを想定して複数校を受験します。いわゆる「滑り止め」ですね。
1校あたり約3万円かかるので、5校受験するだけで15万円…。
恐ろしいですね。
中学入学後の学費:100万円/年
みごと中学受験に合格した後には、入学金と学費がおそいかかってきます。
私立の中高一貫校に行くと、かなり高額です。
僕の母校(私立中高一貫)を調べると、こんな感じでした。
- 入学金 13万円
- 年間学費 80万円
その他諸々を加えると、年間100万円くらいかかってきます。
毎月約8万円ほどなので、一軒家を買って住宅ローンを支払い続けるくらいの金額ですね。
恐ろしい。
お金をかけてもうまくいくとは限らない
いざ自分が親の立場になってみると、改めて考えさせられます。
恐ろしいのが、これだけお金をかけても合格するとは限らないということです。
万が一不合格となると・・・考えたくもないですね。
さらにさらに、無事合格して入学したとしても、その後の人生がうまくいくとは限りません。
実際、我が家は3人兄弟で全員中学受験をして全員合格しましたが、3人中2人は大学まで卒業せずに中退しました。
親はブチギレでしたね。まぁこの金額考えると当然です。
親もじつはかなり大変
というか、親がほんとに大変です。
「中学受験は親の受験」と言われるくらいです。
- 送迎
- 子供のモチベーション管理
- 子供のスケジュール管理
- 子供の体調管理
最低でもこれくらいは必要になります。
送迎
まだ小学生なので、塾との往復などには送迎が必要となります。
当然、土日・休日も関係ありません。
毎日のことなので、親のどちらかが仕事をやめて子供の受験勉強に専念することもざらです。
我が家の場合は自営業だったので、母がほぼやってくれていました。
子供のモチベーション管理
合否判定テストの結果が悪かったりすると、当然落ち込むのでフォローが必要です。
周りの友達からの遊びの誘惑もたくさんあるので、日々やる気が揺れ動きます。
また、大抵の子は勉強したくないので、どうやって勉強させるか。モチベーションを保ち続けるような工夫が必要です。
僕の場合は、「今頑張れば後が楽になるから」とずっと言い聞かされ続けてきましたね。
実際、その後の大学入学までイージーモードでした。
子供のスケジュール管理
受験生とはいえ、まだ小学生。当然、スケジュール管理は完璧にはできません。
毎日の学習計画、塾のカリキュラム、受検日から逆算したスケジュール管理などは親がしなければなりません。
先ほどお伝えしたモチベーション管理も考慮しつつになるので、結構大変です。
子供の体調管理
受検本番は真冬。インフルエンザなどの感染症に注意が必要です。
本番のときに体調を崩しては、それまでの努力が台無しになります。
日常の健康管理ももちろん重要です。頑張りすぎて体調を崩しては元も子もないですからね。
親子の関係に亀裂が入ることも・・・
無理やり勉強させようとすると、子供が反発することもあります。
勉強が嫌になり、塾をさぼったりすることもあるでしょう。一番最初の反抗期がくるのもこの時期です。
接し方を間違えると、その後の親子の関係性に亀裂が入ることもあり得るので、注意が必要です。
小学校の思い出は受験のみ
僕の小学校の思い出は受験です。
学校以外で遊んだ思い出はほぼゼロ。
毎日が学校→塾→家の往復。そして塾がない日には家庭教師が家にやってきます。
毎日が勉強漬けで、ほかには何もできませんでした。
我ながらよくやったなと思いますね。
幼馴染なんていない
公立ならそのまま小学校から中学校へ進学するので、同級生の顔ぶれはほぼ同じですよね。でも中学受験をするとほとんどがバラバラになります。
よくも悪くも人間関係がリセットされます。
なので、同窓会で会ったりしてもなんか少しよそよそしい。
漫画でよくある「幼馴染の親友」なんて関係に憧れたりもしましたね。
反動で勉強しなくなった
中学受験の反動で、勉強をしなくなりました。
学習貯金があったので中学3年まではなんとか学年トップクラスでしたが、その後みるみる落ちぶれていきました。
ついに高校2年のときには下から数えるほどに。
それでも大学まで行けるので、エスカレーター式というのはすごい。
まさに「学歴をお金で買っている状態」です。
中学受験はおすすめしない。でも「算数」だけはやっておいたほうがいい!
いかがだったでしょうか?
今回は中学受験の3つのデメリットについて解説してきました。
正直、経験者からすると中学受験はかなり過酷なので、あまりおすすめしません。
もし、やるかやらないかで今迷っているのなら、やらないほうがいいと思います。
お金もかかるので、引くに引けなくなってしまいます。
中学受験の算数だけはやっておいたほうがいい
とはいえ、中学受験が全くの無意味というわけではありません。
中学受験の算数は、大人になってもめちゃめちゃ役立ちます。
なので、中学受験はしないで「中学受験の算数」だけ勉強する。
個人的にはこれが一番いいと思います。
それについては、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
【実体験】中学受験は意味ない?算数で身につけた3つの能力
続きを見る
今回の記事は以上です。