こんな疑問を解決します。
本記事の内容
・ビジネス書を聴くのにおすすめのアプリ
・オーディオブック2大サービスを徹底比較
この記事を書いている僕は、オーディオブックの2大サービスであるAudibleとaudiobook.jpの両方に登録し、1年以上毎日オーディオブックを聴いています。
本記事では、Amazonが提供しているAudible(オーディブル)と、audiobook.jpの、オーディオブック2大サービスについて、
- コンテンツ内容
- アプリの使い勝手
- 価格
の3つの視点から徹底比較しています。
本記事を読み終わる頃には、どちらのアプリが自分に合っているかがきっとわかります。
ぜひ最後までお付き合いください。
それでは早速いきましょう。
【結論】聴きたい本が決まっているなら「Audible」、いろいろな本を聴きたいなら「audiobook.jp」
聴きたい本がすでに決まっているなら、Audibleの圧倒的なラインナップ数、返品・交換機能を活用するのがお得な方法です。
一方で、いろいろな本を味見して聴き放題で楽しみたいなら、audiobook.jpの聴き放題プランを活用するのがおすすめです。
各サービスの特徴はざっとこんな感じです。
Audibleの特徴
- Amazonが提供(洋書が多い)
- 40万冊以上の圧倒的コンテンツ数(ビジネス書は3万冊以上)
- 毎月1コインもらえる月額会員プラン
- 毎月1冊 ボーナスタイトルがもらえる
- 返品・交換が可能
audiobook.jpの特徴
- 2004年創業のオーディオブック老舗
- 日本企業のため、日本語コンテンツが豊富
- 月額会員プランと聴き放題プランがあり
- 「聴く日経」などのニュース番組が聴ける
同じように見えて、実は特色が結構違います。
それでは、詳細の比較をしていきましょう。
【徹底比較①】コンテンツは?
まずは、最も肝心なコンテンツについて比較していきます。
Audibleからみていきましょう。
Audible:<ビジネスカテゴリー:3万冊以上>
ビジネス書カテゴリーだけで、3万冊以上あります。
全カテゴリーだと40万冊以上という圧倒的ラインナップです。
(ただし、洋書が多い)
コンテンツは随時追加されているので、今後も増え続けていくでしょう。
『ONLY FROM audible』がある
「ONLY FROM audible」とは、Audible関連サービスでしか聴けない音声作品です。
同じ題名のオーディオブックは他社にもありますが、朗読者や製作者が異なります。
「学びを結果に変える アウトプット大全」を例にみてみましょう。
Audible
audiobook.jp
このように、著者は同じでもナレーターが異なります。
どちらが自分に合っているかは、サンプルを聴いてみて確認してください。
ナレーターに女優・俳優が多い
田中哲司さん、真木よう子さん、杏さん、城田優さんなどの有名女優・俳優がナレーターとして多数参加しています。
聴いていると、まるで映画やドラマの世界に飛び込んだような感覚になります。
より詳しくは、こちらをご覧ください。
例:『アレク氏2120』
Audible会員になれば無料で聴ける「アレク氏2120」を例に、みてみましょう。
氏名 | 主な出演作 |
【監督】堤幸彦 | トリック、SPEC、池袋ウエストゲートパークなど |
山寺宏一 | アンパンマン、ルパン三世など |
梶裕貴 | 進撃の巨人、七つの大罪など |
窪塚洋介 | 池袋ウエストゲートパーク、GTOなど |
三石琴乃 | セーラームーン、エヴァンゲリオンなど |
波岡一喜 | 聖なる蝶 赤い部屋、地獄少女など |
伊藤歩 | 昼顔、グランメゾン東京など |
白石聖 | 絶対零度、世にも奇妙な物語など |
尾上松也 | 半沢直樹、モアナと伝説の海など |
竹中直人 | 極主婦道、のだめカンタービレなど |
木野花 | この世界の片隅に、グランメゾン東京など |
星野真里 | 3年B組金八先生、もちつきラプソディなど |
-Wikipediaより引用(敬称略)-
映画並みの豪華キャストですよね。
一体制作費はいくらかかっているんでしょうか。
さすがはAmazonですね。
ポッドキャスト
Audibleのポッドキャストは40チャンネル以上あります。
これらすべて、月額会員になれば無料で聴くことができます。
例)
・アルク英語チャンネル
・アレク氏2120
・HORIE ONE
・Newspicks Exclusive など
このようなビジネス系と、他にはエンタメ系が多い印象です。
audiobook.jpのコンテンツ数は非公開
現在、audiobook.jpではコンテンツ数は非公開となっていますが、全体では2万7000冊以上といわれています。
日本企業だけあって、日本語コンテンツに強いのが特徴ですね。
期間限定配信によって、「聴き放題プラン」でもベストセラー本が聴ける
聴き放題プランは聴ける本が限られていますが、期間限定でベストセラー本が配信されます。
聴きたい本を好きに選ぶことはできませんが、コンテンツを楽しむことができます。
毎月、次は何が配信されるかのワクワクも楽しみのひとつですね。
期間限定配信作品
・夢をかなえるゾウ
・夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
・夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え
・夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神
・学びを結果に変えるアウトプット大全
・学び効率を最大化するインプット大全
・ポジティブ・チェンジ
夢をかなえるゾウはドラマ化もされましたので有名ですよね。
個性の強いキャラクターのかけあいシーンが多いので、オーディオブックとの相性抜群です。
ポッドキャスト
聴き放題プランに加入すると、40チャンネル以上が無料で聴き放題になります。
有料ポッドキャストも9チャンネルあります。
例)
・浜松町Innovation Culture Cafe
・博報堂DYメディアパートナーズ・DAC「Media Innovation Lab」
・聴く日経
・伊藤洋一のRound up world now!
・ラジオ英会話 〜ハートでつかめ!英語の極意〜 ※有料
・モーニング娘。’21のモーニング女学院 〜放課後ミーティング〜 ※有料
「聴く日経」を無料で聴けるのが魅力的です。
単独で契約すると月額:550円かかりますので、これだけでほぼ元がとれます。
日経新聞を読む時間がない人に、とくにおすすめです。
倍速なら10分程度で聴けます。
コンテンツ比較表
長くなりましたので、本項について一度まとめます。
Audible | audiobook.jp | |
コンテンツ数 | 3万冊以上 | 非公開 |
ポッドキャスト | 40チャンネル以上 | 40チャンネル以上 |
特色 | ONLY FROM audible、女優・俳優を多数起用 | 聴き放題プランでもベストセラー作品、聴く日経が聴ける |
それぞれ特色がありますが、コンテンツ内容でいくとAudibleのほうが優れていると思います。
【徹底比較②】:アプリの使い勝手は?
続いて、アプリの使い勝手について以下の2項目を比較します。
・その1:対応端末
・その2:アプリ評価
それぞれの項目を見ていきます。
その1:対応端末
対応端末を表にまとめました。
Audible | audiobook.jp | |
iPhone(iPad) | ○ | ○ |
Androidスマートフォン | ○ | ○ |
パソコン | ○ | △ ※ |
Amazon Echo | ○ | ? |
Apple Watch | ○ | ? |
※audiobook.jpの聴き放題対象コンテンツは、アプリのみで利用可能。
対応端末にはほぼ差はありません。
audiobook.jpが、Amazon Echo・Apple Watchに対応しているかどうかは、把握できておりません。
その2:アプリ評価
次に、それぞれのアプリ評価を見ていきます。
(App Storeのレビュー欄から引用しています)
Audibleのアプリ評価
<レビューコメント抜粋>
○移動中や部屋で繰り返し聴くことで理解が深まり、日々の人生に対して歓喜が湧いてきます。
○なんと言っても著者朗読なので、リアル感が伝わってきます。
○音楽を聞くみたいに、ながらで聞いているだけでなぜか、「えっ」て感情も働いて記憶に残ります。
▲スマホからの操作でもスムーズに聞けるよう、改善してほしいです。
▲ナレーションが酷すぎて20分で挫折しました。
▲チュートリアルも何もない上に、iPhoneユーザーはアプリ上で何もできないので、まず使い方がわからないだろう。
☆4.6と、非常に高評価です。
肯定的な意見が多いですが、本によってはナレーションがイマイチだったりすることがあるようですね。
また、iPhoneだとアプリ上で購入することができないので、その点が不満としてあがっていますね。
補足
Audibleアプリには、ドライブモードがあります。
ボタン操作がしやすいので、信号待ちなどの際に瞬時に操作ができるので快適です。
通常モード
ドライブモード
audiobook.jpのアプリ評価
<レビューコメント抜粋>
○Audibleにあってaudiobook.jpにない本でも、日本語の本なら時間差で販売されたりします。
○期間限定サービスがやってますし、定期的に半額セールもやったりします。
▲異常なくらいにスマホが熱くなるし、アプリの立ち上がりがとてつもなく遅い。
▲たまにアプリがクラッシュする点は否めませんが、アプリを再起動してやればたいてい治ります。
▲とにかくアプリがまともに起動しない。落ちる。
▲検索エンジンができてなさすぎるので、やりにくい
☆2.6と、Audibleと比べるとかなり低い評価です。
サービスやコンテンツに対しては高評価も、アプリへの辛辣なコメントが多数寄せられています。
メモ
※期間限定コンテンツを聴いている画面で、そのコンテンツが期間切れになると、バグが起きて操作ができなくなります。
限定期間が終了する前に、通常の聴き放題コンテンツに切り替えておきましょう。
たしかにアプリの完成度としては低いとは思いますが、使えないレベルではないので、個人的にはそんなに不満はありません。
良いサービスだけにもったいないですね。
【徹底比較③】:価格は?
最後に、料金プランと決済方法について比較します。
Audibleの料金プランは1つだけ
Audibleの料金プラン
- 月額1500円で、毎月1コインが自動的に付与
・価格上限なしで、1冊=1コインで交換できる
・利用しなかったコインは、自動で翌月に繰越
・コインの有効期限は、入手した日から6ヶ月 - 毎月1冊 ボーナスタイトルをもらえる
- ポッドキャストが聴き放題
- 非会員価格の30%OFFで単品購入可能
- 購入から365日以内なら、無料で返品・交換可能
- 30日間無料体験あり
月額1500円で2冊入手できるので、実質750円/冊になります。
そう考えると安いですね。
Audibleの決済方法
Audibleはクレジットカード決済のみとなります。
ケータイ払いやApp内課金はできません。
Audible以外にもAmazonサービス(Amazonショッピング、Amazonプライム、Amazonミュージックなど)も利用するのであれば、Amazonカードをつくったほうがお得になるでしょう。
無料でつくれますし、入会特典として5000ポイントもらえます。
とくにこだわりがないのであれば、楽天カードがおすすめです。
お買い物マラソンやキャンペーンでポイントがたまりやすく、ポイントの使用用途も幅広いので、ポイントの使い道に困ることがありません。
ポイントを上手に活用すれば、実質無料でふるさと納税をすることも可能です。
audiobook.jpの料金プランは2種類
audiobook.jpには「聴き放題プラン」と「月額会員プラン」の2種類があります。
聴き放題プラン
- 月額750円で、聴き放題対象コンテンツを好きなだけ聴ける
- audiobook.jpアプリ内でのみ再生可能(オフライン再生も可能)
- スマートフォンのみ対応
- 30日間無料体験あり
月額会員プラン
- ポイントの定期購入プラン
- audiobook.jp内で1ポイント=1円で使える
- 購入金額の10%〜27%の、ポイント付与特典がある
- ポイントの有効期限:6ヶ月
- ポイントは月額サービスの支払いには使えない
会員区分 | 料金(月額) | 付与ポイント | 特典 |
月額会員 500 | 550円 | 610ポイント | (60ポイントお得) |
月額会員 1000 | 1,100円 | 1,220ポイント | (120ポイントお得) |
月額会員 2000 | 2,200円 | 2,450ポイント | (250ポイントお得) |
月額会員 5000 | 5,500円 | 6,500ポイント | (1,000ポイントお得) |
月額会員 10000 | 11,000円 | 13,450ポイント | (2,450ポイントお得) |
月額会員 20000 | 22,000円 | 28,000ポイント | (6,000ポイントお得) |
月額会員 30000 | 33,000円 | 42,000ポイント | (9,000ポイントお得 ) |
『月額会員30000』になると、購入金額の27%ものポイントを追加でもらえます。
ただ、42,000円ということは約20冊分になります。
なかなかそこまで大量に聞ける人はいないですよね。
audiobook.jpの決済方法
audiobook.jpは、下記の決済に対応しています。
・クレジットカード
・ドコモケータイ払い
・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
・iOS App内課金(聴き放題プランのみ)
・Google Play内課金(聴き放題プランのみ)
ストア内課金は、聴き放題プランのみが対応していますので、注意しましょう。
実際に本の価格を比較すると・・・
実際の購入にかかる実質価格を、またもや「学びを結果に変えるアウトプット大全」を例に比較してみましょう。
Audible
audiobook.jp
Audible | audiobook.jp『月額会員 500』 | |
会員購入価格 | 2,100円 | 1,440円 ※ |
※ポイント特典を加味した実質価格
audiobook.jpのほうが約30%安価です。
ですので、単純に価格だけで比較すると、audiobook.jpのほうがお得です。
まとめ:聴きたい本が決まっているなら「Audible」がおすすめ
今回は、オーディオブックの2大サービスの徹底比較を解説してきました。
おさらいとして、再度比較表にまとめておきます。
Audible | audiobook.jp | |
コンテンツ(ビジネス書) | 3万冊以上(全タイトル:40万冊以上) | 非公開 (全体では2.7万冊以上) |
ポッドキャスト | 40チャンネル以上 | 40チャンネル以上 ※有料ポッドキャストもあり |
特典 | 毎月1冊のボーナスタイトル、ポッドキャスト聴き放題 | 毎月期間限定コンテンツが配信される(聴き放題プラン) |
その他 | ・ナレーターに女優、俳優が多い ・ONLY FROM audibleがある ・返品・交換が可能 | ・日本語作品が多い ・「聴く日経」などのニュース番組が聴ける ・聴き放題プランでダウンロードした本が聴けるのは、会員・登録期間中だけ |
対応端末数 | Android、iPhone、PC、Amazon Echo、Apple Watch | Android、iPhone、PC |
アプリ評価 | ☆4.6 | ☆2.6 |
料金プラン | 月額会員プランのみ | 月額会員プラン、聴き放題プラン |
価格 | 1,500円/月 | 月額会員プラン:550〜33,000円/月 聴き放題プラン:750円/月 |
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカード、ドコモケータイ払い、ソフトバンクまとめて支払い、ストア内課金(聴き放題プランのみ) |
聴きたい本が決まっている人は、『Audible』がおすすめ
冒頭にもお伝えしましたが、聴きたい本が決まっているなら「Audible」をおすすめします。
アプリの操作性が優れており、ラインナップも豊富なのでストレスなくオーディオブックを堪能できると思います。
単品購入では、『audiobook.jp』のほうがお得なのでは?
たしかに、単品購入での価格はaudiobook.jpのほうが安いです。
しかし、アプリの操作性などを考慮すると、Audibleで聴いたほうがストレスなく、オーディオブックを純粋に楽しめると思います。
本を体に染み込ませるには、何度も何度も繰り返し聞きましょう。
毎月付与される1コインで1冊、ボーナスタイトルで1冊の計2冊を繰り返し聴いていると、意外とあっという間に1ヶ月が経ってしまいます。
なので、単品購入は考慮しなくて大丈夫です。
少しでも安く、どうしても購入したくなったら、Audibleを解約してaudiobook.jpに乗り換えればいいのですから。
Audibleだけが「返品・交換が可能」
聴いてみて合わなかったり、イマイチだったら返品が可能です。
「返品して交換、もう一度返品して交換」 も可能です。
ただし、聴き放題のシステムではないので、良識を持って活用するようにしましょう。
繰り返しになりますが、聴きたい本が決まっていて、同じ本を繰り返し聴いて体に染み込ませたい人には「Audible」はおすすめです。
たくさん本を聞きたい人は、『audiobook.jp聴き放題プラン』がおすすめ
逆に、オーディオブック自体に関心があり、たくさん本を聞きたい人には「audiobook.jpの聴き放題プラン」がおすすめです。
聴き放題プランは月額750円とコスパ抜群です。
期間限定でベストセラー本も聴けるので、
「聴いてみたいと思うような本がなくなった・・・」
というような事態になることはありません。
Audibleもaudiobook.jpも、どちらも30日間無料体験があります。
まずは体験してみて、自分に合うか合わないかを判断してみてはいかがかと思います。
今回の記事は以上です。