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管理職になる前に知っておきたい5つのリアルな話

「管理職って大変そう…」「自分にできるのかな?」と感じている人、きっと多いですよね。実は私もそうでした。

でも、いざやってみると、売上は1.5倍、営業利益は3倍に。部下は他部署でマネージャーに昇進し、人事評価も2年連続で最高ランク
気づけば、「戻りたい」と言ってくれる部下までいるほど、チームはいい空気になっていました。

もちろん、最初からうまくいったわけではありません。試行錯誤の連続でした。
だからこそ今回は、「これを知っておけば、管理職としてのスタートがぐっと楽になる」リアルな5つのポイントをお伝えします。

ちょっと大変だけど、実はやってみると面白いのが管理職。
ぜひこの記事で、心の準備をしてみてくださいね。


①:部下は肩書きじゃ動かない!信頼関係がカギ

管理職になると、周囲の接し方が急に変わったり、「偉くなった」と思われたりします。実際、僕が管理職になった時にも、社内外の人の接し方が明らかに変わりました。
でも実は、マネージャーは単なる役割のひとつにしかすぎません

調子に乗って命令口調で動かそうとしても、部下は本気では動いてくれません。「従っているフリ」をするだけです。

不満があっても部下はあえて言わないだけで、上司のことは常に見ています。
部下に動いてもらうためには、信頼関係が重要です。

その信頼構築にとても役立つのが1on1ミーティングです。業務の進捗だけでなく、悩みや気持ちを聞く時間を持つことで、問題の小さな火種を早めに消すことができます。

ポイントは、上司が話すのではなく、部下に「話させる」こと

この1on1は部下が多いと正直結構大変ですが、、いちばんやってよかった取り組みです。

マネージャーは役割の一つ。部下との信頼関係を構築しよう。


②:チームを動かすカギは、目標設定と仕組みづくり

「良いチームなら、勝手に動いてくれるはず」と思っていませんか?それは幻想です。
人は、はっきりとした方向性があって初めて動けます。「これで合ってるのかな…」という不安をなくすのが、上司の仕事です。

また、「チームのために」といった利他的な行動に期待するのも危険です。人は基本的に「自分にとって意味があるか」で動くもの。
だからこそ、目標には「なぜこの目標にチャレンジすべきなのか?」「この仕事があなたの成長にどうつながるのか?」というような意義づけを含めるのが効果的です。

ルールや方針も、明文化してチーム全体で共有しましょう。「言わなくてもわかる」は実は何も伝わっていません。たとえば「毎週月曜の朝は全員で掃除」など、些細なことでも文章にしておくことで、組織がぐっと安定します。

明文化できない「暗黙の了解」はできる限り排除しよう。


③: 業績だけでは評価されない

管理職になると、成果を出すことは“やって当たり前”のことになります。
そのうえで評価されるのは、「部下の育成」や「組織づくり」といった、より抽象的で中長期的な取り組みです。

たとえば、新人が早く戦力として活躍できるように教育体制を整えたり、属人化していた業務を仕組みに落とし込んだりといった工夫が求められます。
目先の成果よりも、将来を見据えた動きができるかが、管理職としての評価を左右するのです。

また、稟議は「自分の裁量を広げている」ことを示すひとつのサイン。
大きな予算やプロジェクトに関わるには、当然上司の承認が必要になりますが、そこで遠慮していては成長の機会を逃してしまいます。
むしろ積極的に稟議を上げて、自分の影響範囲を広げていく姿勢が、次のステップにつながっていきます。

積極的に稟議をあげて、幅を広げよう。

④:管理職はちょっと孤独。でも全部背負わなくていい

「管理職になったら、すべて自分で決めなきゃいけない」と思っている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。


相談できる上司や仲間は必ずいます。もし直属の上司に話しにくいと感じる場合は、他部署の同じ役職の人に相談してみるのもおすすめです。
意外と親身になってくれることが多く、気持ちが楽になりますよ。

また、部下との関係性も「仲良し」である必要はありません。
特定の部下と距離が近すぎると、周囲から「ひいきしている」と思われてしまうリスクもあります。(実際、それで失敗している人を何人も見てきました、、、)
だからこそ、「適度な距離感と公平な対応」が信頼される管理職には欠かせません。

相談できる相手を作っておくと、精神的に楽になる


⑤:管理職はハードワーク

管理職の仕事には終わりがありません。自分で仕事を作り出そうと思えば、いくらでも出てきます。
正直、プレイヤー時代より精神的にも肉体的にもハードです

なので「自分がやらなくてもいい仕事」は思い切って部下に任せましょう。それが部下の成長にもつながりますし、マネージャーはチームを活かして成果を出すことが仕事です。

また、管理職こそ「考える時間」が必要です。目の前の業務に追われるのではなく、朝30分でもいいので思考の時間をスケジュールに入れてみてください。それだけで、組織の未来がクリアになります。

マネージャーは「考える」のが仕事。”作業”はできるだけ部下に任せよう。


まとめ:管理職って、実はめちゃくちゃ面白い!

大変なこともあるけど、管理職は本当に面白い仕事です。
プレイヤーでは見えなかった世界が見え、大きなお金や人を動かす責任を持てる立場になります。
まるでリアルな育成ゲームのようにチームを育てつつ、自分自身も大きく成長できます。

「自分なんかにできるのかな…」と不安でも、ぜひ一度はチャレンジしてみてください。
案外、自分の新しい一面に出会えるかもしれませんよ。

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というわけで、今回の記事は以上です。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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