今回は、こんな悩みを抱えている人に向けて、転勤を拒否するための3ステップをご紹介します。
実際、就職活動の時には内定が欲しくて、
「転勤 全然OKです!」
って元気よく言ったけど、
内心は、「めんどくさいし嫌だ。。。」
っていう人は多いんじゃないかなと思います。
まさに僕がそうでした。
本記事の内容
- 転勤を拒否するための3ステップ
- 転勤拒否して5年経過した現在の状況【実体験】
- 今すぐ誰でも始められるたった1つのアクションプラン
僕自身、5年前に実際のこのやり方で実践して転勤拒否を達成しています。(新卒入社で7年目くらいの時点)
このやり方を実践すれば、入社3年目くらいなら
たとえ勤務地限定という制度がなかったとしても転勤拒否できると思います。
僕が転勤拒否を達成した当時、「勤務地限定」という制度自体はありませんでした。(その後、制度ができました)
なので、勤務地限定という制度が勤めている会社になかったとしても
実践できる方法ですので、参考になると思います。
なお、転勤族と勤務地限定の比較についてはこちらの記事を参考にしてください。
参考転勤したくないは甘え? 転勤族と勤務地限定社員 それぞれのメリット・デメリット
続きを見る
それでは、早速始めていきますね。
転勤を拒否するための3ステップ
転勤を拒否するための3ステップはこちらです。
step
1その勤務地(部署)でのポジションを取る
step
2上司に相談する。
step
3辞めるかも・・・というカードをチラつかせる
順番に解説していきます。
ステップ①:その勤務地(部署)でのポジションを取る
これが一番重要です。
要は、「その会社、職場、部署にとって必要な人材になる」ということです。
必要な人材になるには?
何らかの項目で、その職場で一番になればいいのです。
営業成績、職場の問題解決、人間関係、ムードメーカーなどなど。
全てで一番になる必要はありません。
どれか一つでもいいので、一番のポジションをとりましょう。
野球でいうなら・・・
エースで四番にならなくてもいいのです。
8番ライトでもレギュラーとしてポジションを取れていればいいのです。
どうやってポジションを取るのか?
ポジションをとっていれば、会社にとって必要な人材として認識されます。
という方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です。
最後にお伝えするアクションプランで誰でもできる方法をお教えします。
注意
ポジションを取るということは、仕事を抱え込んでブラックボックスにしましょうということではありません。
それをすると、必ず会社から煙たがられますのでやめておきましょう。
ブラックボックスにするということは、属人的になり会社の資産にならなくなるので、会社に必要な人材として認識されなくなります。
ステップ②:上司に相談する
「もう転勤拒否する!」
そう心に決めたら、いまその瞬間に上司に相談しましょう。
多くの会社の人事は玉突き人事なので、いざ異動命令が出てからだと多くの人に迷惑がかかります。
心に決めたら、すぐに上司に相談しましょう。
理由は明確に伝えよう
ステップ①ができていれば、少なくとも相談には乗ってくれるでしょう。
その時に注意することは、転勤したくない理由を明確に伝えることです。
何となく転勤したくない・・・だと、上司は動いてくれません。
理由は明確にはっきりと伝えましょう。
もし上司が相談に乗ってくれなかったら?
さらにその上司に相談しましょう。
上司が課長なら、その上司は部長ですね。部長に相談しましょう。
ただし、大人はメンツを一番大事にします。
課長をすっ飛ばしていきなり部長に相談していると角が立ちます。
言いにくい関係性であったとしても、必ず一度は課長に相談しておいてください。
それから堂々と部長に相談しましょう。
ここでもやっぱり、ステップ①が効いてきます。
その職場や部署でポジションをとっていれば、必ず上司の上司(部長)はみてくれています。
ポジションをとれている=会社に必要な人材なので、
まともな部長なら相談に乗ってくれるでしょう。
それでも相談に乗らないようなら、転職を考えた方がいいでしょう・・・
ここまでして部下の相談に乗れない会社なら、未来はないと思います。
さっさと見切りをつけて、転職活動を始めましょう。
求人数が圧倒的に多いリクルートエージェントでまずはいいかなと思います。
登録だけでもしておけば、心理的に全然楽だと思いますよ。
逃げ道はしっかり確保しておきましょう。
ステップ③:辞めるかも・・・というカードをチラつかせる
これは交渉のテクニックです。
会社としても優秀な人材は逃したくありません。
辞められるくらいなら、勤務地限定でもよしとしよう・・・という考えになります。
前提として、ステップ①でポジションをとっていないと交渉にならないので
しっかりとポジションをとっておきましょう。
僕の場合・・・
僕の場合は、妻が病気になったことをきっかけに正式に上司に相談しました。
(それまでも、家が〜子供が〜と言って転勤したくないとは言ってましたが・・・)
そして、はっきりと当時の上司に言いました。
「もし転勤の話がきたら、会社を辞めることも考えないといけません」 と。
すると、上司が動いてくれました。
当時は勤務地限定という制度がなかったのですが、上司とその上司が、内々で異動を突っぱねてくれており、2年間も守ってくれました。
そして2年後・・・
正式に「勤務地限定」という制度ができたので申請しました。
かなり応募者が殺到したようで、結構却下された人たちが多かったらしいです。
僕の場合は、このときも上司たちが頑張ってくれたおかげですんなり承認され、晴れて転勤拒否を達成することができました。
いまでも本当に上司たちには感謝しています。
転勤拒否して5年経過した現在の状況【実体験】
現在の状況はこんな感じです。
- 給料は10%減りました。
- 出世は順調にしています。
- 長期的な視点で仕事に取り組めます。
- 副業にもチャレンジしています。
給料は10%減りました。
勤務地限定になったことによって、制度の関係上、給料は10%減りました。
僕の場合は役職が1個上がるときに申請したので、実質はほぼ変わっていません。(ただ昇給しなかっただけ)
まあ、全国転勤の人と勤務地限定の人が同じ給与だったら
不満爆発すると思うので、当然だと思いますね。
なかなかコントロールするのは難しいですが、
役職が上がる(給料が上がる)タイミングで実行すれば
生活水準を下げずに済むので、おすすめです。
出世は順調にしています。
順調に出世しています。全国転勤の同期から別に遅れているわけでもありません。
むしろ早い方ですね。
ただ、当然社長になることはできません。
管理職になるかは考え中です。
管理職は組織の中でも限られたポジションなので、
全国転勤を受け入れていて、出世の道が広がっている人が
座るべき椅子なのかなと思っています。
将来的に考え方が変わるかもしれませんが。
長期的な視点で仕事に取り組めています。
僕の勤めている会社は、数年単位で転勤することが頻繁にある会社です。
なので、営業職は成果を出そうとすると目の前の仕事に集中する傾向があります。
その点、僕は長期的な視点で取り組むことができるので差別化できた活動ができます。
短期の成果も追い求めなくなるので、顧客の信頼も得やすくなりました。
副業にもチャレンジしています
こうして、ブログを書いたりして副業にもチャレンジしています。
勤めている会社で社長になることは絶対にないので、
自分のキャリアプランを見直すいいきっかけにもなりました。
転勤しないということは環境もずっと同じになるので、自分から何かにチャレンジしたり、新しい環境に飛び込んでいかないと成長が止まってしまいます。
自分で成長の方法や選択肢を選べるのは良かったところだなと、改めて思いますね。
今すぐ誰でも始められるたった1つのアクションプラン
最後に、転勤拒否を達成するためのアクションプランをご紹介します。
その勤務地・部署でのポジションを取るための方法です。
「会社がやろうとしていること・やりたいことを一番最初にやる」
要は、一番最初に動いてくれる従業員になる ということです。
サラリーマンは、できない理由を散々並べて、動かない人間ばかりです。
会社が従業員に対して最も使っているエネルギーの一つは、「会社方針に基づいて行動してもらう」 ことです。
ただ行動するだけで上位10%には間違いなく入れます。
さらに、一番最初に行動することで、圧倒的な注目を集めることができます。
一番最初に行動するメリットは他にもあります。
一番最初は、「失敗しても責められない」のです。
むしろ、ただ行動しただけで褒められます。
一番手は、正直期待されていない実験台のような側面もあるので、成果はあまり期待されていません。
成果が出ればラッキーくらいのレベルです。
なので、ただ行動するだけで称賛されるので、やった方が絶対にお得です。
ノーリスクで、ただ実行するだけでポジションを取ることができますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最後におさらいしておきます。
転勤族と勤務地限定の比較については、こちらの記事に詳しく書いてあります。
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転勤したくないは甘え? 転勤族と勤務地限定社員 それぞれのメリット・デメリット
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転勤拒否を達成し、自由なサラリーマン生活を謳歌できることを祈っています。
今回の記事は以上です。